武士子長屋のクリスマス4

武士子長屋のクリスマス5

武士子長屋のクリスマス6
「で、次女は相変わらずでござるな。どうも、誕生会以来あの格好が気に入ってしまったようでござる。
 本気でアイドルを目指すんだとか何とか……そんなことしても、めどいだけでござろうになぁ。
 砲子(長女)なんか、モンスター扱いしてるようでござるし。
 なんでも、『アレは自分の知ってる武士子姉さんじゃねぇッス!』だとか。
 何はともあれ、建さん殿も駆けつけてくれて、結構賑やかにやったでござるよ」

アイドル武士を気に入ってるのはマスターたるこの俺だ。文句あっか?
地味に、種子(長女)はアイドル武士子に憧憬のまなざしを送っていたり。
んで、クリスマスも終わり。

間に合わなかったゾ
「……間に合わなかった、ゾ……」
「私らと一緒に注文したからなー」
「いまさらしょうがねーにゃー」
「……年に一回、ゾ……」
「そりゃ、一年に二回も三回もクリスマスあっちゃたまらんよなー」
「らいねんにきたいするしかねーにゃー」
「……ゾ、ゾ、ゾ……」